6.30.2012

25

夏至

何かの虫が
光をめざして
部屋の障子の張り紙に
トントン
と、ぶつかって
トントン
ぽん

消えていったので
夏ですね

暑中見舞いをどうするか考えなくては

6.09.2012

24


「さぁてコーヒーでも飲みにいこうかな?」
「なるほどそれはいいですね」


ほんの数瞬前
ぼくの脳に勝手にしゃべらされた

部屋にはぼくひとりなのに
二人分のセリフを設けて
ぼくがコーヒーを飲みたいと言ったことに対して、ややかぶせ気味に同意したぼくがいて


この先の人生をたったひとりで過ごすことになっても
なんだか
そしてなんとか、やっていけそうな気がしてきた

特に明るいわけではないが
底なしに暗いということでもない
らしい
ミライ